円町さくら眼科クリニックは京都市中京区の眼科医院です。JR「円町」駅より徒歩約6分。白内障などの各種日帰り眼科手術や緑内障・網膜疾患をはじめ、コンタクトレンズなど眼に関するあらゆるご相談を受け付けています。

網膜硝子体疾患

疾患説明 網膜硝子体疾患

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症

増殖糖尿病網膜症の方の広角眼底カラー写真
網膜に増殖膜と言われる悪い膜が広範囲に及んでいる。

網膜には無数の細かい血管が張り巡らされていますが、血糖が高い状態が長く続くと、血管に多くの負担がかかり、網膜の血管は少しずつ障害され、細く変形して破れやすくなったり、血管が詰まったりします。
初期は網膜血管が傷んで小さな出血やむくみを起こす程度で、血糖のコントロールで改善させることができます。中期に入ると網膜の血管が詰まってしまい、後期に入ると網膜には異常な血管(新生血管)やかさぶたの様な病的な膜(増殖膜)が網膜の表面に張ってきて、大きな出血や網膜剥離を引き起こして重篤な視力障害に至ります。また、どの段階においても、視力に一番影響する網膜の中心にあたる黄斑という部分がむくむ(黄斑浮腫)と視力が低下します。
病気が進行する場合には網膜血管の閉塞部位にレーザー光線を当てて焼いたり、硝子体出血や牽引性網膜剥離に対しては、出血や増殖膜を除去する硝子体手術を行います。
黄斑浮腫には、薬剤の注射、レーザー治療や網膜硝子体手術を行います。
網膜症も初期の段階では自覚症状がほとんどないので、糖尿病網膜症は成人の失明原因として非常に大きな比率を占めているのが現状です。糖尿病と診断された人は目の自覚症状がなくても半年から1年に1回など定期的に眼科の検査を受けるようにしましょう。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性 加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は、網膜の中心部にある、細かいものを見分けたり色を識別したりといった目の最も重要な機能が存在している黄斑といわれる部分が障害されて、見え方が悪くなる病気です。黄斑部が障害されると物が歪んで見えたり、視力が著しく低下したり最悪のケースでは視力を失ってしまうことになります。
加齢黄斑変性には萎縮型と滲出型があります。萎縮型ではゆっくりと網膜が障害されていきますが、残念ながら効果的な治療は現在ありません。滲出型は黄斑の下に脈絡膜新生血管という異常血管を生じ、ここから血液成分が漏れ出して網膜がむくみ、ゆがみなどの症状が出ます。活動性が高くなると出血を起こして中心が暗く見えにくくなり、視力が著しく低下します。
滲出型加齢黄斑変性に対して、硝子体に薬剤を注射して脈絡膜新生血管を弱らせ網膜のむくみを治していく治療法(抗VEGF剤硝子体注射)が一般的で、当院でも行なっております。

加齢黄斑変性では網膜の下の脈絡膜から新生血管という異常血管が生じます。白目に細い針で注射をすることで新生血管を退縮させ治療します。

黄斑上膜

黄斑上膜

黄斑の上に張り付いたうすい膜が時間の経過とともに厚みを増し、収縮を始めます。その際、黄斑ごと収縮するため、黄斑にゆがみを起こします。そのため、物がゆがんで見えたり、色が薄く見えるたりする症状(変視症)が生じます。
症状が強く、視力障害の原因が網膜前膜であることがはっきりしている場合、手術治療の良い適応であると考えています。放置して視力が0.4程度を下回ってしまうと、手術治療が成功しても視力回復が弱いことがあります。現在当院では27Gシステムという現在最も小さな切開から可能で侵襲の少ない手術法を導入しております。

網膜剥離

網膜剥離

ものを見るために大事な網膜が、眼球内のゼリー(硝子体)の構成変化に伴って、網膜内で分離することで生じます。光を感じる細胞のある層と、栄養を送る層が分離するために、網膜が剥離している状態を放置すると網膜の視細胞が死滅してしまい恒久的に視力障害が残ります。
中高年の方の場合、急激な硝子体の変化に伴うことが多いため、急に眼の上から雨だれのように黒いものが落ちてくるように感じたり、部分的にカーテンのようなもので眼の前を塞いでいるように感じたりします。比較的若い年代では、硝子体の液化が進んでいないため、浮き上がろうとする網膜を重い硝子体で押し付ける効果があり、病気の進行がゆっくりです。そのため、若年者の場合、なんとなく見えにくいといった軽い症状で来院されることもあります。
放置すれば、視力を失う重篤な病気ですが、治療方法は外科的な治療法以外にありません。網膜に孔が開いただけでその周囲の網膜に剥離部分が認められない場合、レーザーの熱凝固で孔の周囲の網膜の接着力を増加させること(網膜光凝固術)で網膜剥離の進行を予防できることがあります。ただ絶対的な効果はないため、適応を十分に考慮してから慎重に行います。網膜剥離が生じている場合、眼球の外側から補強剤を当てる手術方法(網膜復位術)、眼球の内部から硝子体を取り除いた後に網膜下液を吸引して網膜を復位させる方法(硝子体手術)があります。

最新の網膜硝子体手術

網膜剥離

硝子体は水晶体より奥にあり眼球の大半を占める透明の組織であり、眼球の形を保ち、中に入る光を屈折させる役目をしています。硝子体が様々な原因で網膜を引っ張ったり、炎症を起こしたり濁ったり、出血することによって見えかたの障害を引き起こします。
この硝子体で起こった疾患を治療する目的で、眼内の出血や濁りなどを硝子体と一緒に取り除く手術が硝子体手術です。当院では最先端の手術機器を設けており、大きな傷口は作らず、白目の部分に直径0.4mmほどの小さな穴を3箇所開け、そこから細い器具を硝子体中に挿入して、短時間で効率よく濁りや出血を取り除きます。

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米田医師の診察は第2、4水曜日です

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休診日土曜午後、日曜、祝日

 

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